投資比較:家賃型モデル vs GX投資(系統用蓄電池・ワンオーナー制)
家賃型=土地を運用会社に貸して家賃(固定) GX=単独SPCで蓄電池を保有・運用(可変)
| 項目 | 家賃型モデル(20年安定収入|土地投資) | GX投資(蓄電池・ワンオーナー制) |
|---|---|---|
| 所有・相手 | 投資家が土地を所有し、運用会社へ賃貸(家賃収入)。 | 投資家100%出資の単独SPCが設備を保有(運営は委託/自社)。 |
| 想定利回り | 表面利回り 10.0% = 年間家賃 ÷ 取得額(例:1,100万円×10%=年110万円)。 | IRR 20.55% IRR=元手が年平均で何%増えるか(年率)。 |
| 価格 | 一口:1,100万円〜 | 総事業費:約5.83億円(単独保有) |
| 収益の動き | 低 家賃は契約で一定=毎月の手取りが読みやすい。 | 中〜高 市場価格・稼働・劣化で月ごとに利益が上下。 |
| 収益源 | 定期借地の地代(固定) | 容量・調整力・卸・制御対応などの市場収益(可変) |
| 主な評価指標 | 表面利回り 「いくらで買って、毎年いくら入るか」を直読。 | IRR / DSCR / NPV =何%で回る? 返済余力は? いまの価値でプラス?を確認。 |
| 銀行融資(可否の目安) | ほぼ不可 返済原資が地代のみ。担保は土地時価に依存。 | 可(PF) PF前提。接続・契約・事業計画が揃うこと。 |
| レバレッジ | 不要〜低 自己資金のみでも設計しやすい。 | 前提になりやすい CAPEXに対し、DSCR/IRRを満たす借入比率を設計。 |
| 主要リスク(要点) |
・賃借人の信用・支払い遅延 ・契約条項(中途解約・原状回復) ・近隣・用途制限 |
・価格スプレッド縮小(収益低下) ・稼働低下・劣化進行/CAPEX超過 ・接続制約・出力制限 |
用語メモ:IRR=年率リターン、DSCR=返済余力(1.2倍↑が目安)、NPV=現在価値の合計、PF=プロジェクトファイナンス、CAPEX=設備投資額。